化学肥料を使わず発酵鶏糞で育てる野菜 きあり農園代表吹越達也さん

立春を迎えたとは言え、夜明け前の畑はしんしんとした寒さ。澄み切った、凛とした空気に包まれながら今日も収穫が始まります。 収穫・発送作業が一段落した午後、作業場の2階でお話を伺いました。 青森県の上北地方に位置する東北町出身の吹越さん。小川原湖の近く、自然に恵まれた環境で育ちました。 祖父が満州から引き揚げ農地開拓して始めた農業。3歳の頃から畑で遊び、6歳の時にはトラクターに乗っていたそうです。 「祖父母と母が農業。父は遠洋漁業の仕事に就いていたので、一年に一・二度しか会えなかったんです。兄と二人、子どもの頃から畑を手伝うのが当たり前でしたね」。 大学では経営を学び、卒業後は親を安心させたいとの思いから国家公務員の自衛官に。航空自衛隊芦屋基地(福岡)に入隊し、4年近く無線整備の任務を。 その後はエンジニアを目指し、東京の企業に就職。30周年式典で社員を代表して『将来の夢』を発表。 「入社早々なのに、会社で農業をやりたい!という内容でした(笑)たどり着くのは農業なんですね」。 この頃、奥様と出会い結婚、お子さんも誕生。
本場に負けない大きなニンニクで新たなビジネスチャンスを
新たな農業のビジネスモデル作りを目指して青森に戻り、兄とともに実家の農園を会社組織に。 「次は自分が農業で独立を目指す番。その場所は妻との約束だった関東で探すことにしたんです」。 そして、2024年10月さまざまな縁と地域の方々の協力で、幸手の地に農園を開くことができました。
3.5 haの畑では秋から冬は大根・人参・ブロッコリー・かぶ・白菜・小松菜・ほうれん草が、夏には大人気の枝豆が収穫されます。 また今、ニンニクでも大きな注目を集めています。品種改良により、関東地域でも本場青森に負けない大きなニンニクの栽培が可能に。きあり農園にはテレビの情報番組の取材が多く訪れています。幸手の新たな名産品として注目される日が近いのでは。
※ 野菜は農園直売所(中川崎23-2)幸手駅改札口商店(3月下旬より)食べチョクなどで購入できます。
