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豪華な御殿飾りは静岡発!?

 

現在展示中の派手な色彩と造形の御殿飾りは、昭和3年(1928)、昭和天皇即位の御大典以降に流行し、昭和30年代頃までその流行は続きます。
 中央主殿は、屋根に鯱飾りをのせ、お城の天守閣のようです。主産地は静岡県で、静岡市の静岡浅間神社の拝殿などをもとに考案されたといわれます。
 徳川家康ゆかりの静岡市は、久能山東照宮造営で多くの職人が集まり漆器や木工製作が盛んでした。やがてその技術は「静岡雛具(駿河雛具)」を生み出したのです。

特別展 「郷土資料館 雛まつり」
期 間 3月24日(日)まで開催
休館日 月曜日

幸手市郷土資料館
幸手市大字下宇和田 58-4
電話 0480-47-2521