手作りの和柄ポシェットが外国の方へのお土産にも大人気 青木洋品店

幸手の夏を彩る八坂祭り。浴衣は着なくても粋な和柄のポシェットを斜めがけすればそれだけで気分上々。
そこで今回は、ダボシャツや雪駄などお祭り用品も扱う青木洋品店を訪ねました。
20年ほど前に建て替えられた3階建てのモダンな店舗のドアを開けると…2代目を継いだ青木久美子さんと妹の正枝さんが、にこやかに迎えてくれました。
「父が松石で、子供服や紳士ものを自転車で行商していたのが始まりです。駅前通りのこの場所で店を構え今年でちょうど70年。三姉妹の長女の私が店を継ぐものと父が決めていたようで。早い段階で仕入れにも連れて行かれましたが、美味しいものを食べた思い出も(笑)」と久美子さん。
開店当時は紳士もの専門店として、作業服・地下足袋などを求めて早朝から夜遅くまでお客様が絶えなかったそうです。
将来は店を継ぐ覚悟で、紳士服の仕立ての専門学校にも通い、25歳で2代目となるまでは、三越で婦人服の販売の経験も積みました。
また、妹の正枝さんは、女子美術短期大学専攻科を卒業後に有名アパレルブランドにデザイナーとして就職。海外への視察や買い付けなども担当するまでに。
その後、フリーでイタリアブランドでもお仕事をしていましたが、お店の建て替えを機に姉と一緒にお店を支えることに。デザインと縫製技術を活かした和風柄のポシェットや帯をアップサイクルしたバッグがオリジナル商品として評判に。
姉妹ふたりの個性が輝くお店!
住所 埼玉県幸手市中1-14-21
電話 0480 (42)1242
営業時間 9時~19時
月曜日定休
駐車場1台